PHILIPS EVNIA 24M2N3200L ゲーミングモニター 23.8 Philips、24.5型フルHD/240Hz対応モデルなどゲーミングモニター4機種

R.シュトラウスは好きだけど，長大な歌劇まではなぁと考え， ばらの騎士組曲のために購入（レビューは本曲に基づく）。 組曲なので，歌劇をコンパクトにいいとこ取りした構成になっていて， 曲には艶やかさと華やかさがある。始終劇画風で現代の映画音楽のサントラ盤にも通じるものがある。 R.シュトラウスの本領発揮というところ。

私は「英雄の生涯」マニアである。 自演自演盤は当然のこと，演奏違い，指揮者違い，オケ違い，吹奏楽盤，同じ録音のCD違い，媒体の違い（笑）など，ありとあらゆる演奏を蒐集している。 本曲のエンディングは，高校時代のクラス劇に採用したほどに気に入っているが，そのオリジナル盤があるというのなら，マニアとしてはぜひ聞かねばならない。 ・ が，その前にルイージとシュターツカペレ・ドレスデンの解釈を聞かねばならない。 一言で言えば演奏は重厚で重々しく壮大である。 主人公は「厳めしい甲冑を纏って軍馬に跨がる中世の騎士」のイメージのまさしく英雄。世間一般の標準的な解釈である。 第3部最終〜第4部の業績にあたる部分は，まさしく英雄の凱旋であり功績の賞賛である。Vn soloの嫁さん（ではない夫人）は深窓の令嬢風であくまでも控えめ。なんか着物すら似合いそうである（世界観がおかしいが）。 そして，このCDのキモ，第6部の最終部分である。 英雄もすっかり年を重ねて同じく年老いた妻（Vn Solo）と静かに語らうのである。お互いに見つめ合いながら。静かに。静かに。静かに。（終わり） はじめは，あっけなく終わっちゃったよ〜という感じだった。 でも，英雄のテーマが消えてからも，Vnだけはずっと残るのである。 英雄としてでなく，静かに穏やかに一生を終えるひとりの男性と残された妻。 そこに壮大なクライマックスはない，でも心にずーんと響くではないか。 ・ オリジナルを聞いてしまうと，通常版がちょっと脂ぎっている感じはする。 何しろふたりだけの終焉が，唐突にオーケストラに乗っ取られるのだから。 死後に英雄譚だけが勝手に祭り上げられて神格化されてしまう感じに近い。 シュトラウス本人もこのエンディングを「国葬だ！」と言ったとか。 （とはいうものの残っている自作自演にも通常版が採用されているのだけれど）

オーケストラ盤の評判が良いので購入しました。ウィンドオーケストラとしてほとんどのバンドが演奏するほどの作品なのでオーケストラ演奏はどうかな？と言うのがありましたがこれまた素晴らしいオーケストレーションです！この様に曲そのものが素晴らしくても編曲で台無しになる場合がありますがさすがに同じ作曲家だけに是非とも聴いていただきたいと思います。残念な事に録音が生音に聴こえる箇所がありましたがそんな事も忘れさせるCDだと思います。

ラジオで久しぶりに「魔笛」序曲を聴いて、それがヴァルターだと気付かないまま「いい『魔笛』だなあ」と溜息を洩らして、演奏後のアナウンスで指揮がヴァルターだと知った。 ごく若い頃、ヴァルターのモーツアルトやベートーベンをこのんで聴いていたのだが、そういえば序曲集のＬＰは買わなかったと思い出して、購入することにした。 クレシェンドやデクレシェンド、音のダイナミズムやテンポの揺らぎではなく、リズムや間合いで歌を感じさせてくれる。きびきびした歯切れのよい音の運びで、ねっとりしたところの全くない、むしろ適度に乾いた音楽なのに強い歌力を感じさせる。オケにも変な癖は無く、ごく素直で素朴な音で応えているのが更にいい。 あらためて、久しぶりに、ヴァルターの歌うリズムを堪能できた。

このシリーズのゲームはプレイしたことはないですが、交響曲なので聞き応えがありました。

妻が欲しいと言うので…。 喜んでました。 ありがとうございます。